11月19日の「国際男性デー」にちなんで、11月は男性の更年期についての様々な啓発イベントが行われています。

自身でも更年期を経験したタレントのヒロミさん(59)に話を聞きました。

――何歳くらいの時に変調を感じた?

ヒロミさん:
50歳を過ぎてからだと思います。ふらっとするとか、ちょっと息苦しいとか。なんだろうなと思って、どこか調子悪いのかなって。

ヒロミさんが「あまりよく分からないまま、異変を感じた」という男性の更年期。

男性ホルモンの低下でイライラしやすくなるなどの「心の変化」や、疲れが取れないなどの「体の変化」が特徴です。

しかし、まだまだ認知度が低いのが実情です。

厚生労働省による「更年期に対する理解」についての男性への調査結果を見ると、「よく知っている」と答えた人が約12%だったのに対して、「詳しく知らない」「知らない」と答えた人を合わせると9割近くに上りました。

また、「始まりと終わりの時期がはっきりしない」という難しさもあるといいます。

順天堂大学 浦安病院泌尿器科・辻村晃教授:
(男性更年期は発症する)年齢幅が広いですし、いつ始まるか、いつ終わるか分からない。楽しいことをしている時の方が男性ホルモンが上がりやすい。趣味を持つとか楽しいことを頑張ってしてみるっていうのも一つの手。

ヒロミさんは、病院を受診したことで原因が分かり、ほっとしたと話します。

ヒロミさん:
更年期なんだ。やっぱりホルモンのバランスは、男性女性関係なく崩れるんだな。奥さまとかパートナーに話しても僕はいいと思います。僕は(話して)すごく楽でしたよ。

誰にでも起こりうる更年期症状。
男性自身と社会が、心と体の変調について理解を深めることが大切です。

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