小学生たちが人工衛星を利用して、宇宙から地球を撮影する体験会が都内で開かれました。

2023年10月に始まった「こども地球撮影プロジェクト」は、子どもたちに宇宙を身近に感じてもらおうと、ソニーグループやJAXAなどが全国5カ所で開催。

東京では2日間にわたり、小学3年生約30人が参加しました。

会場では、2023年1月にソニーが打ち上げた超小型人工衛星「EYE」の遠隔操作に挑戦。
専用のアプリを実際に操作して撮影しました。

鑑賞会では、子どもたちが撮影した東京の写真を大型スクリーンに投影。

しかし、あいにく雲が広がっていて、場所がわかりません。

特徴のある雲を目印にして、当日の気象衛星の写真と見比べてみると、太平洋の上から撮影していることが分かりました。

宇宙旅行気分を味わってもらおうと、これまでに人工衛星が撮影した世界各地の写真も。

2月の北海道で撮影された写真は一面雪に覆われていて、その美しさに子どもたちはくぎ付けでした。

参加した小学生:
自分で撮った写真を見られて、それが楽しかった。こんな広いところに住んでるんだなと思った。

参加した小学生:
(Q.宇宙が好きなったのはいつ?)3、4年前ぐらいに釧路に住んでいて、その時見た星空がきれいで好きになった。

参加した親:
こういうイベントに子どもと一緒に行くようになってワクワクするというか、人間の存在とか、不思議だなって思うようになりましたね。

子どもたちが自ら遠隔操作できる人工衛星から届いた写真に、子どもも大人も驚きと興奮が隠せない様子でした。

JAXA 衛星利用運用センター・村木祐介さん:
宇宙から地球を撮影するという、自分ごとになる体験をしたということがすごくスペシャルなことだと思うので、世界の感じ方を違う感じ方ができるようになってくれたらうれしいなと思います。

今後は、対象の学年を広げて、より多くのこどもたちが宇宙に触れるきっかけを作りたいとしています。

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