今年の宇和海産真珠の出来を占う、浜揚げ真珠の品評会が26日愛媛県宇和島市で開かれました。

品評会では真珠の浜揚げ作業を前に、事前に取り出した真珠で今年の品質を見定めるもので、今年は県漁協に所属する175人の生産者から出品がありました。

会場にはそれぞれの養殖業者からランダムに選んだ100個の真珠を、商品価値で3種類に分け展示してあり、訪れた加工業者らはのぞき込むようにして真珠の出来を確認していました。

今年は海水温が平年より2度ほど高く、エサも少ないなど条件は悪かったものの、高品質の真珠が出来たということですが、照りや巻きがよい「商品珠」は去年より1割近く少なかったということです。

審査の結果、今年は宇和島市蒋渕の赤松規さん(55)の越物真珠が、最優秀の農林水産大臣賞に輝きました。

農林水産大臣賞受賞・赤松 規さん:
「油断せずに、ちょっと貝を見ながら管理して行って、来年に備えてやって行きたいなと思います」

アコヤ貝の浜揚げ作業は順次始まり、入札会は2025年1月10日から4回行われる予定です。

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