「特殊詐欺などにはからまん」。5月の消費者月間にあわせ愛媛県松山市の産直市で1日、市の職員や警察官らが旬の柑きつ「カラマンダリン」を配るなどし、高齢者を狙った犯罪の防止を呼びかけました。

市職員の呼びかけ:
「高齢者を狙った特殊詐欺が非常に増えておりますので」

高齢者たちに配られたのは、特殊詐欺や悪質な訪問販売商法などの手口や注意を記したチラシと、旬を迎えている「カラマンダリン」。

産直市の太陽市では、松山市の職員や警察官らが高齢者を狙った犯罪への被害防止を呼びかけたほか、特殊詐欺の撃退に有効とされる自動通話録音機を体験するコーナーも設けられました。

自動音声:
「この電話は振り込め詐欺などの犯罪被害防止のため、会話内容などが自動録音されます」

この機能を犯人の立場で体験した女性は「(相手が)出てくれないとなると戸惑ってしまうので、犯人もあきらめるんじゃないかなと思います」

警察によりますと、愛媛県内の特殊詐欺の被害は今年1月~3月までの間に26件確認され、被害額は約3000万円。去年の同じ期間の3倍程になっています。

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