昭和初期の食卓に並んだメニューを再現した食品サンプルが、愛知県北名古屋市の「北名古屋市歴史民俗資料館(昭和日常博物館)」で展示されています。
■「型焼マカロニ」とは…昭和初期の食卓メニューを再現
令和の子供たちが「食べたい!」と目を輝かせる、どこか懐かしい食事。昭和初期の食卓に並んだメニューを再現した食品サンプルです。
洋風食材が一般の家庭でも手に入るようになり、今とはちょっと違った洋風メニューが生まれたのもこの頃です。
例えばなが〜いマカロニで肉まんじゅうを包み、蒸し焼きにした「型焼マカロニ」。見た目はユニークですが、ミートソースパスタのような味が楽しめそうです。
ホットケーキは、メリケン粉に白米を混ぜた節約メニュー。
まだ冷凍保存や温め直しが難しかった頃の、余った冷やご飯を活用するアイデアレシピです。
■再現が難しかった「インディアンライス」
日本にも戦争の足音が聞こえ始めた昭和初期。栄養価の高い食事で健康な体を保つことが国策とされ、レシピ本にもその文字が踊っていました。
手間と時間をかけながらも、栄養満点で目新しい食事を楽しんでもらいたいと、今も変わらない家族への愛情が、当時のレシピにも込められているようです。
レシピの再現にトライした昭和日常博物館の館長が、難易度の高さに苦戦したというのが「インディアンライス」です。
昭和日常博物館の伊藤明良館長:
大きなライスコロッケみたいなものを作って、その上をくりぬいた中に、エビ入りのカレーソースを入れるというものなんですけれども。コロッケが崩壊してライスボールではなくなってしまったので、本当に大変でしたね。
この展示会は2025年1月30日まで開かれています。
(東海テレビ)
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