27日午前、秋田県横手市の高齢者福祉施設の車庫にクマ1頭が入り込み、中にとどまりました。クマは28日朝までに入り口に設置した箱わなで捕獲され、運び出されました。

27日午前8時40分ごろ、横手市雄物川町造山の高齢者福祉施設の敷地内にある車庫に、体長約1メートルのクマ1頭が入り込みました。

クマはそのまま中にとどまり、市が入り口に箱わなを設置しましたが、日没までには捕獲に至りませんでした。

下司七虹記者:
「午前6時50分。先ほど箱わなにクマが入っているのが確認されました。市の担当者や猟友会が話し合いをしています」

市は箱わなをブルーシートで覆っていましたが、27日午後6時過ぎに内部に設置されたセンサーが反応しました。

一夜明け、28日午前6時50分に市や猟友会がわなの中を確認したところ、クマ1頭が捕獲されていました。

関係者はクマを麻酔で眠らせたあと、電気ショックなどで人に危害を加えない状態にし、午前9時に現場から運び出しました。

警察と市によりますと、捕獲されたクマは雌で、体長約1メートル30センチ、体重82キロだということです。

なお、現場から約30メートルの距離にある雄物川高校は、28日は休校の措置が取られました。

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