群馬県内の温泉地を巡るイベント「ぐんま温泉街道」について説明する山本知事(27日、県庁)

群馬県は県内7カ所の温泉地を巡るイベント「ぐんま温泉街道」を2025年1〜2月に実施する。100の名湯に入れる「湯めぐり手形」などを発行し、舞踊やグルメなどを楽しむイベントを催す。山本一太知事は27日の定例記者会見で「温泉文化をユネスコ無形文化遺産に登録する目標に向かって、機運を醸成したい」と話した。

「ぐんま温泉街道」の対象は草津(草津町)、伊香保(渋川市)、みなかみ18湯(みなかみ町)、四万(中之条町)、万座(嬬恋村)、磯部(安中市)、老神(沼田市)の7カ所。実施期間は25年1月6日から2月4日までとなる。

「湯めぐり手形」はアプリで購入して利用するデジタルチケットで、価格は100名湯に1回ずつ入れる「100名湯フリーパス」が3万円、10の名湯を選んで利用可能な「セレクト10」が5000円。訪日外国人(インバウンド)誘致を狙った企画だが、国内客も購入・参加できる。各温泉地を巡る専用バスを運行し、湯めぐり手形購入者は乗り放題とする。

12月7日に草津温泉で開かれる「市川團十郎草津湯畑特別公演」について説明する群馬県の山本知事(27日、県庁)

12月7日には草津温泉の湯畑前広場でキックオフイベントを開く。温泉好きとして知られる歌舞伎俳優の市川團十郎さんが出演する特別公演で、歌舞伎舞踊のほか、知事とのトークショーで温泉文化をテーマに対談する。公演チケットの価格は4000円、専用サイトで販売している。県は團十郎さんを「温泉文化アンバサダー」に任命する。

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