国の重要無形民俗文化財に指定されている「大津祭」は、滋賀県大津市の神社に江戸時代から伝わる祭りで、からくり人形を乗せた豪華な曳山がお囃子にあわせて市内をめぐるのが特徴です。
紹介する催しが29日、イギリスの首都ロンドンで開かれました。
会場となった日本文化などを紹介している「ジャパン・ハウス」では、祭りの担い手6人が「かね」や太鼓、笛のお囃子を披露しました。
会場には軽快なリズムの音色や掛け声が響き渡り、訪れた人たちは写真を撮ったり、盛大な拍手を送ったりしていました。
イギリス在住の20代の男性は「ふだん聴くことができない音楽を鑑賞できてすばらしかった。最近日本を訪れたが、この地域は行かなかったのでぜひまた日本を訪れたい」と話していました。
祭りを運営する大津祭曳山連盟によりますと、大津祭が海外で披露されるのは初めてだということで、連盟の理事長、船橋寛明さんは「ロンドンの方々に大津の祭囃子を知ってもらう機会になり本当にうれしい。京都から近い大津にもぜひ足を運んでいただきたい」と話していました。
催しは30日もロンドンで開かれます。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。