福島県内では、ゴミ処理の有料化に関する議論も出てきている。環境省によると、お隣の山形県では約85%の市町村で実施されているが、福島県では31市町村。有料化していないのが28市町村なので、ほぼ半数ずつという状況だ。(2022年度時点)
福島県の会津若松市では、2024年11月までにゴミ削減の目標が達成できなければ有料化を検討するとしていたが、現状どうなっているのか?

<目標達成は厳しい状況>
会津若松市は2024年5月に「ごみ緊急事態」を宣言し、12%の削減を目標に掲げたが、削減量は9月が4.8%、10月が6.2%と目標に届いていない。
会津若松市廃棄物対策課の青山一也課長は「11月で挽回しようとすると26%近く削減していかないと、トータルでの12%削減は達成できない。非常に厳しい状況」と話す。

<ゴミ袋有料化も検討>
会津若松市によると、このままではゴミ袋の有料化なども検討せざるを得ないという。これに対し、市民からは「有料化になる前に、私含めもう少し皆さん心がけてどうにかならないものか」「やむを得ない場合は有料化に賛同するしかない」との声が聞かれた。
会津若松市は、年内にも一定の方向性を打ち出す予定だという。

福島県内では1人一日あたりのゴミの排出量が1キロをこえていて、全国でワースト1位となっている。

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