本格的な冬に向け冬眠に入ります。秋田県大館市のシンボルとなっている鉄道車両の「青ガエル」を冬の寒さや雪から守るため、3日、車体にシートが取り付けられました。
青ガエルは東京・渋谷から大館市に移され、2021年から市内の観光施設「秋田犬の里」の敷地内に展示されています。
今シーズンの公開を終え、3日、青ガエルの冬囲いが行われました。雪の水分が染み込んで内部が凍結し、表面が割れてしまう恐れがあり、寒さや雪から保護する必要があるためです。
あいにくの天気の中、作業が進められること約1時間半。車体に“青ガエル冬眠中”のシートが掛けられました。
秋田犬の里の佐藤和浩館長は「ことしも青ガエル愛を育む季節が到来したのかなと思っている。この期間を知らないで来る人には申し訳ないが、ぜひ来春まで待ってもらえればと思う」と話しています。
秋田犬の里には2024年度、11月末時点で16万9000人余りが訪れていて、前年の同じ時期より2万6000人ほど増えています。台湾と秋田を結ぶチャーター便の運航が再開されたこともあり、外国人観光客は前年の3倍近くに増えているということです。
佐藤館長は、施設のオープンからこれまでの来館者数について「11月末で99万人を超えているので、大台の100万人が年内もしくは年明けに迎えられるかなと楽しみにしている」と期待を膨らませていました。
青ガエルの冬眠は雪解けまで続き、2025年4月上旬に再び公開される予定です。
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