愛媛を代表する観光スポット・松山市の道後温泉は保存修理工事を終えて4年ぶりに軒下などのホコリを落とす「すす払い」が3日に行われ、年末の光景が戻りました。今回の年末年始は最大で9連休。宿泊施設の予約はほぼ満室で、地元の商店街も期待を寄せていています。
職員男性:
「久しぶりなので、大変なんですが、皆さん喜んでもらえるということで、良かったなと思います」
長さが約6メートルある「竹ぼうき」で軒下など普段手が届かない場所の「ホコリ」とともに「厄」も払います。道後温泉本館で行われたのは「すす払い」。全館営業を再開した今年は表面を覆っていたテント膜がなくなり、年末恒例の行事が4年ぶりに行われ、ボランティアら50人が作業に勤しみました。また保存修理工事のためできなかった2階休憩室の大掃除も6年ぶりに行われ、雑巾がけなどで汚れをキレイに落としていきました。
職員女性:
「新年を迎えるにあたって、気持ちの良いお風呂に入っていただけたらと思います。お待ちしております」
松山市によりますと全館営業を再開した今年の入浴客は11月末時点、37万1000人と去年より14万8000人も大幅に増加。コロナ禍前の賑わいに戻りつつあるといいます。
道後温泉事務所・三神正裕主査:
「無事に7月に全館での営業を再開して道後温泉たくさんのお客さまにお越しいただきました。無事にすす払いも含めて大掃除ができたことが非常にうれしくて、汚れを落として心機一転、年末年始のお客様をお迎えしたい」
今年の年末年始は最大で9連休。商店街からも期待の声が聞かれます。
道後はいから薄餅店・田部美佳さん:
「コロナ前の活気が戻ってきたらいいなと思いますね」
杉養蜂園・小野竜嗣さん:
「期待はしていますし、ここ道後が賑わって松山も一緒に賑わっていければなと思います」
創業75年以上の老舗の土産物店「絣屋本店」は11月に「道後ハイカラチュロス」を発売。長さが40センチもあり、外国人観光客や若い世代に人気になっています。石田匡暁社長は「新しい商品や温かいスイーツで観光客を呼び込みたい」と意気込んでいます。
さらに「飲むカスタードクリーム」にコーヒーを合わせた「飲むモカモンブラン」などワンハンドグルメも考案。冬に人気のまんじゅうなど、年末年始にかけて通常の2.5倍の量を用意しているといいます。
道後温泉旅館協同組合によりますと、宿泊の予約状況は12月27日から年明けの1月5日頃まで、すでにほぼ満室だということです。
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