岩手県大船渡市の盛川では2025年の春に放流するサケの稚魚を確保するための漁協による採卵作業が最盛期を迎えています。
盛川でのサケの採卵作業は11月から始まっていて12月3日朝は盛川漁協の関係者が川にしかけた網に入った65センチから70センチのサケ20匹ほどをすくい上げていきました。
例年捕獲は2カ月間で2024年はひとつき1月あまりで450匹ほどと500匹だった2023年に迫る順調なペースですがメスは少ないということです。
盛川漁協採捕場 栗村靖広場長
「今年はオスが多くてメスの方が少ない。種卵確保の面では厳しい」
水揚げされたサケは漁協の採卵場でメスから卵を取り出しオスの精子をかけてかき混ぜていきました。
受精させた卵は水槽でふ化して稚魚に育て2025年3月海に放流しますが回帰率を上げるためここ数年は従来より0・2グラム大きい1・5グラムまで育てているということです。
盛川漁協採捕場 栗村靖広場長
「(放流サイズを大きくしたことで)回帰率は上昇傾向で効果見えてきている」
盛川でのサケの採卵は12月いっぱい続けられます。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。