再開発が進む札幌市中央区の桑園地区に、最先端のビルが誕生します。
新鮮な野菜を使ったレストランや屋上ガーデンなど、魅力がいっぱい。
新たなスポットにいち早く潜入しました。
「JR桑園駅から歩いて5分。駅のすぐそばにひときわ目立つ、おしゃれなオフィスビルが完成しました」(八木 隆太郎 フィールドキャスター)
地上4階建て、総工費50億円をかけて建設されたのは、「エア・ウォーター北海道」の新しい本社ビルです。
地元の皆さん、どんな会社かわかりますか?
「水の会社? わからない」(地元住民)
「知らないです」(地元住民)
産業ガスを中心にプロパンガスや医療、農業など幅広い事業を手がける会社なんです。
その新しい本社ビルの名は「エア・ウォーターの森」。
桑園エリアの新スポットの魅力に迫ります。
一体どんな施設なんでしょうか。
「桑園はJRで札幌駅から1駅。大学・病院・競馬場・中央卸売市場など、桑園地区にはたくさんのものがある。いろいろな人に使ってもらいたいと期待し、この施設を立ち上げた」(エア・ウォーター北海道 棟方 祐介さん)
1階には誰でも利用できるレストランが。
グループ会社で栽培した、新鮮な野菜のサラダボウルが自慢。
グリルの遠赤外線効果で、炭焼き風にふっくらと焼き上げたハンバーグもおすすめです。
「ふっくら香ばしくて熱々です。食べ応えのある肉と、新鮮なエア・ウォーターの野菜がバランスよく食べられる」(八木キャスター)
自社農園で栽培したイチゴを使った、ここでしか飲めないクラフトビールや日替わりのジェラートも楽しめます。
屋上には四季折々の草花を楽しめる庭園もあり、都会の喧騒の中で癒やしの場となりそうです。
地元の人たちは。
「昼食はいつも外で食べるが、レストランができるのはうれしい」(地元住民)
「カフェがあると聞いたので、来たいと思っていた。憩いの場としては、とてもありがたい」(地元住民)
外部の企業などが利用できるコワーキングスペースや貸し会議室も完備。
ここから新しい事業や課題解決のためのアイデアが生まれてほしいと、スタートアップ支援も行います。
2フロア吹き抜けのインナーテラスも。どんな利用法を想定しているのでしょうか?
「オフィスを利用する人たちがリラックスしリフレッシュして、新しいアイデアを生み出す場所にしてもらいたい」(棟方さん)
建物は環境に配慮した構造に。
特徴的な斜めの柱には北海道産のカラマツを使用。
建築時に全て鉄骨を用いるより二酸化炭素の排出を抑えることができます。
ガラス窓に自社製の特殊なガスを注入することで、断熱効率をアップしています。
ベンチに腰掛けると温もりが…。
「水素電池から出る排熱をベンチの下に通すことで、冬でもほんのり温かい」(棟方さん)
また、冷暖房の一部やトイレの排水には地下水を使用。
エネルギーの使用量をモニターに表示することで、訪れる人に自然環境を意識してもらう仕組みもあります。
桑園エリアの新スポット「エア・ウォーターの森」。
開業は12月6日です。
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