いわて食彩厨房のコーナー12月3日は2024年6年ぶりに移転オープンした岩手県二戸市のレストランを紹介します。
店主 田口祐治さん
「場所を移転しようと思って6年ぶりにここをオープンさせました」
二戸市で2024年5月6年ぶりに店を再開した「レストランバジリコ」、民家のようなたたずまいですが中に1歩足を踏み入れると…
店主 田口祐治さん
「お客さんにゆっくり食事していただけるように個室にした。周りの人があまり気にかからないように。工務店と色々話した中で解体された場所から使えるものをうまく使っていただけるということで新しいのにどこか懐かしさを感じさせる」
そんな「バジリコ」の看板メニューが店名にもなっているバジリコソースのピッツァ。
バジリコとはイタリア語でバジルを意味し以前の店でも提供していた人気のメニューです。
店主 田口祐治さん
「ソースはバジル・オリーブオイルとニンニク、シンプルです。ここに移ってからベーコンを入れて焼き上げるようにしている。『あの味ですね』みたいな感じになります」
さらにイタリアンで外せないのがパスタ!
しかしこちらのパスタ味付けがちょっとユニークなようで…
店主 田口祐治さん
「『ガパオペンネ』になります。タイ風のピリ辛のバジルひき肉炒め。ライスに合うということはパスタにも合うという感じ。タイ風のミートソース」
イタリアンの概念を覆す田口さんオリジナルの「ガパオペンネ」、タイ料理の定番ガパオライスとパスタが融合したその味はスパイシーで香り高くクセになる一品です。
こうした料理に対するアイデアは田口さんの経験があってこそ…
店主 田口祐治さん
「(料理歴は)18歳、高校卒業して上京したのでそこから。東京の料理店で学んだことや色々と要素が入っている」
東京での下積みを経た田口さんはその後ヨーロッパのレストランで修業を積み料理の腕を磨きました。
その経験がもととなり「バジリコ」の味は人気となっているのです。
シェフ田口さんにクリスマスにピッタリの料理を作ってもらいました。
店主 田口祐治さん
「12月クリスマスによく食べていただけるメニュー。タイとエビの殻でだしをとって魚介のうまみを引き出しソースに入れる。オリーブオイルとニンニク・タマネギをきつね色になる手前で火を止める。甘みを引き出してから潰したトマトのホール缶を入れて仕込んでいる」
赤いソースが鮮やかな「エビのトマトクリームソーススパゲティ」、トマトの酸味とまろやかなクリームが一体となりプリプリのエビがいいアクセントに。
さらにパスタに合わせたいクリスマスらしいスイーツも…
店主 田口祐治さん
「生クリームを多めに使ってマスカルポーネとうまく調和させた感じ。あえて食べやすいようにスポンジケーキを使用。お子さんでも食べられるように工夫している。信念というか根本はなるべく変えないようにして、これからアレンジとか基本を踏まえつつ料理を精進していきたい」
決意を新たに再開した町のレストラン、よりおいしく田口さんの確かな料理は訪れる人のお腹と心を満たしてくれます。
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