東京都は5日、2025年度から始める放課後児童クラブ(学童保育)の独自の認証制度について、有識者会議の議論の取りまとめを公表した。長期休暇時の昼食提供や1クラスあたりの定員40人を要件とした。都は25年度早期の運用開始を目指し、有識者会議の議論を踏まえて制度の詳細を決める。

有識者会議の案では平日の開所時間は午後7時まで、授業のない日は午前8時〜午後7時までとし、運営者にはより長い開所に努めるよう働きかける。日曜・祝日や年末年始を除き毎日の開所を要件とする。夏休みなどの長期休暇時には、国の基準にはない昼食提供を求める。

1クラスあたりの定員は40人とする。45人以下であれば経過措置をとる。認証制度は義務ではないが、都の担当者は「都内の学童保育を利用する子どもにとって、生活の場としてより良い環境につなげられるような仕組みづくりをしたい」と話した。

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