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石破総理大臣が総裁選に出馬した際に、早期開催へ意欲を見せていた予算委員会ですが、8月から3カ月あまり経って、今月5日にようやく開催されました。ただ、野党が委員長の座に就くなど、これまでの景色とは様変わり。総理は論戦にどう臨んだのでしょうか。

■新旧総理“政治とカネ”で対決

立憲・野田代表が追及したのは、自民党が示した政治資金規正法の再改正案について。

この記事の写真 立憲民主党 野田佳彦代表                           「企業・団体献金全く入ってませんよね。お互いに私が党のトップである間、総理が総理の間に決めなかったら意味ないんじゃないですか。年内に企業・団体献金の問題も含め、決着をつけようじゃありませんか」 石破茂総理大臣                                「いついつまでにということを政権与党の最大党の総裁が、あるいは総理大臣たるものが申し上げるべきだと思いませんが、いつまでも引き延ばしていいとは全く思っておりません」

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■「ブラックボックス」批判に…

維新・青柳政調会長が問題にしたのは、自民党が党の支出を“非公開にできる例外”を設けたことです。

日本維新の会 青柳仁士政調会長                       「我々、領収書の要らないブラックボックスのお金をなくそうと言ってるわけじゃないですか。なぜその新しいスキームを作るんですか。これ全くわけがわからない」 石破茂総理大臣                                「そういうすぐ分かるような、そんな小細工は弄しません。そのようなことを考えるつもり…」 (ヤジ:してるだろ) 「いやだから、そういうふうに決めつけないでください。わが党の案では、国会に設けられる第三者機関によって厳格な監査を受けることになります。もし委員ご指摘のようなことがあるとすれば(第三者機関の)監査を通るはずがない」

衆院選後、初めて行われた5日の委員会では、これまでになかった変化も。

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■30年ぶり“野党委員長”で変化

それは野党議員が安住委員長に対して参考人の招致を求めた時でした。

立憲民主党 野田佳彦代表                             「安倍派の会計責任者の方、松本淳一郎さん。これ参考人として予算委員会に招致をしてほしい。委員長、お取り計らいをお願いします」 立憲民主党 大西健介衆院議員                         「委員長、志帥会の元会計責任者・永井等氏の参考人招致を要求します」

参考人招致とは、疑惑の関係者などに委員会への出席を求めることです。しかし、与党が過半数を占める状況ではほとんどの場合、拒否されてきました。安住委員長は…。

安住淳予算委員長                               「理事会で速やかに協議します」                        「速やかに理事会で協議します」

“速やかに協議する”とした委員長。委員会の運営について協議する理事会は、衆院選の結果を受けて、野党が与党の人数を逆転しました。そのため、参考人招致をめぐる判断もこれまでと変わる可能性があります。

安住淳予算委員長                                「今、理事会で各会派の意見を聴取しました。野党側は立憲、維新、国民、オブザーバーのれいわ、共産、皆さん賛成。(参考人招致の要求があった松本氏、永井氏は)民間人であることで、やはり慎重なことは必要だと思う。理事会を含めて多数の人たちが招いた方がいいのではないかということで、私のところで預かって引き続き協議をしましょうということにした」 この記事の写真を見る
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