10月に2人以上の世帯が消費に使ったお金は30万5819円で物価の変動を除いた実質で、前の年の同じ月と比べて1.3%減少し、3カ月連続のマイナスとなりました。
総務省が行った10月の家計調査によりますと、洋服への支出が前の年の同じ月と比べて18.4%減少しました。
なかでも背広の購入が62.3%、婦人用コートの購入が44.8%と大幅に減少しています。
10月の気温が例年より高かったことから秋冬物の衣類への需要が減少したことが影響したと考えられるということです。
また、住居の設備修繕や維持のための支出も3カ月連続でマイナスとなりました。
外壁の工事は前の年の同じ月と比べて32.1%減少です。
さらに食料への支出も3カ月ぶりに減少に転じ、肉類への支出は前の年の同じ月と比べて4.6%のマイナスです。
牛肉や豚肉が減少する一方で、値ごろ感のある鶏肉の支出は増加するなど消費者の節約傾向がみられると分析しています。
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