JR旅客6社は12日、ゴールデンウィーク期間(4月26日~5月6日)の新幹線と在来線の指定席予約状況を発表した。全体の予約席数は前年比16%増の296万席で、コロナ禍前(2018年)の数字も7%上回った。JR各社は「インバウンド客も好調で、コロナの影響はほぼ払拭(ふっしょく)できた」と分析している。

 混雑のピークは下りが5月3日で、上りは5日と6日に分散する傾向があるという。東海道・山陽新幹線「のぞみ」は、年末年始と同じく全車指定席となる。

 新幹線の予約席数は238万席で、前年比17%増。方面別では、東北が同8%増で、3日午前に東京駅を出発する「はやぶさ」「こまち」はほぼ満席。東海道は同23%増で、6日は同期間としては過去最多の1日470本を運行する。

 JR西日本管内では、3月に敦賀駅まで延伸した北陸が同15%増と好調。九州は同9%増となっている。(細沢礼輝)

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