会場でラーメンを食べる人たち=山形市で2024年12月7日、竹内幹撮影
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 ラーメンの世帯当たり年間支出額が2年連続日本一の山形市で7日、「『ラーメン県そば王国』フェスタinやまがた」(山形県主催)が開かれた。県は今年8月に商標登録された「ラーメン県そば王国」のロゴマークを発表した。

 山形市は総務省の家計調査でラーメンの1世帯(2人以上)当たりの年間支出額が2年連続日本一になった。山形県も都道府県別人口10万人当たりのラーメン、そば店舗数が全国トップクラスだ。県は地元のラーメンやそばの魅力を国内外に発信しようと、ロゴマークを募集した。

「ラーメン県そば王国」のロゴマーク
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 応募総数114点の中から選ばれたのはデザイン会社「アスタリスクデザイン」(東京都)が考案したロゴマーク。子供や外国人にも分かりやすいデザインを心掛けたという。同社代表の武田容昌(よしまさ)さん(47)は山形市出身で、「幼い頃から家族で外食するとしたらラーメンかそば店だった。山形に貢献できてうれしい」と喜びを語った。

 フェスタの会場には2023年に「日本ご当地ラーメン総選挙」で優勝した「酒田のラーメン」をはじめ、県内各地の味を楽しめるブースが並んだ。仙台市青葉区から来た千葉とも子さん(60)は友人と一緒に麺をすすり、「いろいろ味わうことができてよかった」と話していた。【竹内幹】

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