宮城県の海洋実習船「宮城丸」が漁獲したマグロを材料に、缶詰の製造実習が気仙沼市の高校で行われ、生徒たちがマグロの解体に取り組みました。

缶詰づくりを行うのは気仙沼向洋高校・産業経済科の2年生33人で、12月10日と11日の2日間、マグロの油漬け缶詰、いわゆる「ツナ缶」約300個を製造します。

材料のビンナガマグロは今年10月、生徒たちが航海実習として乗り込んだ「宮城丸」がハワイ南方で漁獲しました。宮城丸の漁獲物を使って缶詰を製造するのは初めてです。

4つのグループに分かれた生徒たちは1匹約30キロもある大きなビンナガマグロに包丁を入れ、頭を落とした後、身を切り出していきました。これだけ大きい魚をさばくのは初めての生徒たち。魚の中心部が凍っていることもあり、苦労しながら作業に取り組んでいました。

実習に臨んだ高校生
「頑張って同級生がとってくれたので、上手にさばいてツナ缶を作りたい」
「みんなにおいしく食べてもらえるように、安全につくりたい」

完成後は1缶500円で校内で販売するということです。

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