岩手県は12月13日、県央保健所管内の教育・保育施設でアデノウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生したと発表した。
園児21人が嘔吐や下痢などの症状を訴えているという。
県が手洗いの徹底など感染対策を呼び掛けている。
県によると、12月5日に県央保健所管内の教育・保育施設(園児136人・職員36人)から複数の園児に嘔吐や下痢などの症状があると保健所へ連絡があり、調査した結果、11月20日から12月10日にかけて、園児21人に嘔吐や下痢などの症状があったことがわかった。
保健所が調べた結果、症状のある3人からアデノウイルスが検出された。
重症者はおらずいずれも回復に向かっているという。
県は感染対策として、調理前や食事前には石けんで十分な手洗いを行うことや、嘔吐をした場合は、部屋の換気を十分に行いながら、マスクやビニール手袋等を用いて片付け、嘔吐した場所や使用した用具を塩素系漂白剤で消毒するなどを呼びかけている。
※県央保健所管内は八幡平市・滝沢市・雫石町・葛巻
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