去年9月に大規模な火災に見舞われた新潟県魚沼市の商店街では、1年3カ月を経て、被害に遭った生花店がリニューアルオープンの日を迎えました。

去年9月、魚沼市の南本町商店街を襲った大規模火災。

【街の人】
「もともと、ずらっと(店が)並んでいたが、大火で残念なことになった」

店舗など13棟を焼き、現在も復興に向けた取り組みが続く中、火災から1年3カ月、被災した生花店が店舗を改装し、12月15日リニューアルオープンを迎えました。

【清花園 杵渕豊さん】
「振り返ると長かった。色々なことが、仕事が十分にできないところもあったし、長い長い道のりだった」

火災で3階部分が全焼、1階店舗部分が水浸しとなっていたこちらの店舗。

被災後1週間で営業を再開していましたが、焼けてしまった3階部分の解体を機に店舗部分も改装し、新しく生まれ変わらせました。

【お客】
「すごくきれいになっていて、とてもオシャレ」

【お客】
「清花園が復活したことで戻って来てくれる人がいればうれしい」

店舗の壁紙やタイルを貼り替えたほか、待ち時間にほっと一息つけるようなカウンターテーブルを作りました。

さらに、ワークショップを行えるスペースを設け、市民の憩いの場としての役割も果たします。

この日はお正月に向け、花をあしらった“しめ縄リース”作りが行われていました。

【参加者】
「同じもの使っても、一人一人違ったものができたりして、みんなそれぞれ個性が出る」

【参加者】
「かわいくできて気に入っている。自分で作ったので、自分らしさがある」

火災から1年が経ち、商店街にも以前のような笑顔が広がり始めています。

【清花園 杵渕豊さん】
「地域のお客様とお花を楽しむ店でありたい。新しいお店ができて、多くの皆さんがこの商店街で一日楽しめるようになってほしいと願うばかり」

活気あふれる商店街の復活に向け、大きな一歩を踏み出しました。

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