12月も半ばをすぎ、2週間ほどでお正月です。鹿島市の人形工房では、正月に向け縁起物干支ののごみ人形づくりがピークを迎えています。

【リポート・岩部真衣】
「来年の干支・ヘビの形をした『のごみ人形』横に振ると…素朴な音色を楽しむことができます」

鹿島市にある郷土玩具店「のごみ人形工房」では、毎年この時期になると土で出来た鈴、土鈴の干支のごみ人形作りが最盛期を迎えます。
のごみ人形は型をとって素焼きをし、絵付けをしたもので、いまから80年ほど前の1945年戦後、大変な生活の中に楽しさや潤いをと先々代が作ったのが始まりです。
ヘビの土鈴は、金、青、赤茶のベンガラの3色それぞれ大小ありあわせて6種類。
現在、3人の職人によって一つ一つ丁寧に手作りされています。

【のごみ人形工房 鈴田清人さん】
「ヘビは成長していく過程で脱皮をするので、2025年皆様が一皮むけてどんな色になるのか、良い年を迎えてほしいという思いで作っています」

今年は5000個を製作予定で工房や祐徳稲荷神社の門前の商店街などで販売しているということです。

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