和歌山県御坊市は1日、同市塩屋町南塩屋の日高港塩屋緑地「Sio(シオ)トープ」の親水池にすみ、赤いハート形の模様があるコイの名前が「こひめちゃん」に決まったと発表した。「恋」と掛けたSioトープのイメージキャラクターにしようと、名前を公募した。【姜弘修】
207件から名前決定
市商工振興課によると、池では随時放流している色とりどりのコイが約200匹飼育され、その中に頭頂部に赤いハートマークの模様がある白色のコイがいる。4月5~19日に名前を募集し、北は岩手県、南は沖縄県まで全国各地から207件の応募があった。
市観光協会が審査した結果、地元の男性が応募した「こひめちゃん」に決まった。コイと恋の古語「こひ」と、市出身という伝説がある「宮子姫(みやこひめ)」を掛け合わせたといい、響きが可愛らしく、親しみやすい点も評価された。
おみくじも登場
活用の第1弾としてSioトープにカプセルトイ「こいみくじ」(1回100円)を設置。カプセルは「こひめちゃん」を筆頭とした「あなたのラッキー鯉(こい)」の写真と恋のメッセージ入りで、写真のコイを見つけて恋の成就を願う趣旨のおみくじとなっている。今なら数量限定で「こひめちゃん」や市公認PRキャラクター「みーやちゃん」が描かれた缶マグネット(12種類のいずれか)が当たる。
同課の担当者は「名前も付いたので、可愛がってもらえるようにPRしていきたい」と話している。Sioトープでは「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎や和歌山の妖怪の石像も名物で、5月中の夜間はイルミネーションを開催している。市商工振興課(0738・23・5531)。
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