国内有数のグライダー基地として知られる北海道滝川市の「たきかわスカイパーク」で12日、13日の営業開始前の機体検査を兼ねた今季初飛行が行われた。北海道に本格的な春の訪れを告げる風物詩。あいにくの曇り空だったが、グライダーは雪が残る山々を遠くに臨みながら、悠々と大空を舞っていた。
風速3~4メートルの穏やかな南風が吹く中、グライダーは軽飛行機にえい航されて離陸。高度600~1000メートルまで上昇し、時速200~300キロで飛行しながら10~20分ほどかけて操縦系統の動作などを確認した。
スカイパークは石狩川河川敷に1400メートルの滑走路、格納庫、宿泊施設などを備える。グライダーの体験飛行も実施しており、年間のフライト数は平均約6000回に上る。
5月5日は55人の小学生を対象にした恒例の体験飛行「こどもたちに大空のプレゼント」を開催。軽飛行機で約10分間、飛行する。体験飛行の応募締め切りは19日。問い合わせは滝川スカイスポーツ振興協会(0125・24・3255)。【横田信行】
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