佐世保市では4月のダイヤ改正で西肥バスが1割近く減便するなど、路線バスの運行本数が減り続けています。
市内の市民団体が公共交通の利便性の確保を市に要望しました。
佐世保市役所を訪れた「させぼのバスを考える会」は市の担当者に「公共交通の利便性の確保」を求める要望を手渡しました。
市内の路線バスをめぐっては、運転士の労働時間に制限が設けられる、いわゆる2024年問題などにより運転士不足が深刻で、市内の路線バスの運行本数はこの3年間で2千本減っています。
させぼのバスを考える会 中村孝一 代表
「こういう状況になるのはわかっていたはず、非常に対策対応が遅い、我々が自由にいけるように移動、交通問題が侵害されている」
市民団体は減便の代わりとして「コミュニティバスや乗り合いタクシーの運行拡大」や「バス運転士の待遇改善」などを求めています。
佐世保市 地域未来共創部 中尾健一 部長
「市民の皆さまの利便性が低下しているということに関しては、強い懸念を抱いているし、同じように危機感を抱いていて、対策を講じなければいけないと思っている」
市の担当者は需要と供給の配分を検証やコミュニティバスの導入などを通して、「交通不便地区に 様々な形でアプローチしていきたい」と述べています。
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