あさって5月12日は母の日です。これに合わせて、10日、母と子の像にカーネーションを捧げる式が行われました。場所は長野県須坂市の長野刑務所。社会復帰を誓う「献花式」が初めて公開されました。
須坂市の長野刑務所。その敷地の中に子どもを抱いた母親の像があります。
そこに受刑者たちが造花のカーネーションを供えました。母の日に合わせて毎年、行われている「献花式」です。
今年は希望した128人の受刑者が参加し、産み育ててくれた母親に感謝し、更生と社会復帰を誓いました。
同時に体育館では、お釈迦様の誕生日を祝う「花祭り」も。
このあと善光寺大勧進の栢木貫主の法話を聞きました。
善光寺大勧進・栢木寛照貫主:
「きょうを起点に切り替えて、楽しい人生にしていく」
二つの式典の公開は今年が初めてです。
長野刑務所 企画首長・伊川一紀さん:
「改善更生のこともやっていますけども、行事もやっているということも知っていただくことにも一つ意味があるのではないかな。行事を通して受刑者の一人一人がこれから社会に出て二度と戻ってこないという決意をつくるきっかけの一つとなってくれれば」
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