千曲川沿いに広がる「ワインバレー」に長野市が加わりました。市内初のワイナリーが完成し、県産ワインを盛り上げます。
長野市の山あい、篠ノ井有旅地区。北アルプスや市街地を一望する絶景が広がります。
ここに市内初のワイナリーが完成し、竣工式が行われました。
有旅ワイナリー・田中啓代表:
「いつか地元の長野でワイナリーを設立する夢を抱いていました」
ソムリエの資格を持つ代表の田中さんは地元・篠ノ井の出身です。
有旅は標高650m。南東向きの斜面は日当たりや風通しがよく、好条件がそろっています。
1.5haの畑ではシャルドネやピノ・ノワールなどの苗が育ち始めていました。
醸造から、ボトル詰め、販売までを一貫して行い、ゆくゆくは年間1万5000本の出荷を目指します。
小諸市から中野市まで千曲川沿いに広がる「千曲川ワインバレー」。世界市場も視野に入れた県産ワインの取り組みに、いよいよ長野市が加わりました。
市長も視察―。
長野市・荻原健司市長:
「何か夢がかなったような気分です。地元でワイン用ブドウが生産され、地元でワインが造られることを通じて長野市、篠ノ井の地域活性化につながると確信している」
人口減少や高齢化など課題を抱える中山間地の活性化も期待されるワイナリー。
9月から収穫・醸造を始め来年の発売を目指します。
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