順調に育つ子グマ=北秋田市で2024年5月9日、工藤哲撮影

 秋田県北秋田市の「くまくま園」で飼育される子グマ3頭が順調に成長し、県内外から見学に訪れる人たちの注目を集めている。園内に用紙や応募箱を設置し、6月2日までの来場者を対象に名前を募集している。

順調に育つ子グマ=北秋田市で2024年5月9日、工藤哲撮影

 子グマはいずれも雄で、1月23日生まれの双子と2月9日生まれの1頭。生まれた時は体長20センチほどだったが、現在では体長約50センチ、体重5キロほどに成長した。午前11時と午後2時の1日2回、夏ごろまで公開。飼育員を追いかけたり、じゃれ合ったりする様子も見られる。

 飼育員は「子グマは置いて行かれると不安を感じ、親を追いかけていく。今は自分が親代わりなので、歩き始めると追いかけてくるため飼育は割と手がかからない」と話す。市観光課の担当者は「昨年はクマの出没や被害が多かったが、決して怖いだけの動物ではない。実際に見てもらい、クマという動物についての理解を深めてほしい」としている。

飼育員に見守られながら育つ3頭の子グマ=北秋田市で2024年5月9日、工藤哲撮影

 入園料は高校生以上700円(団体600円)、小中学生200円、未就学児無料。開園は11月4日までの午前9時~午後4時(期間中は無料)。問い合わせは、くまくま園(0186・84・2626)。【工藤哲】

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