南陽市は12日夜、秋葉山の山火事が鎮火したと発表した。消防が14日以降、山に入って出火原因を調べる方針。
南陽市宮内の秋葉山の山火事は5月4日昼すぎに発生した。
ヘリコプターが上空から放水するなどし、7日に延焼の恐れがほぼなくなる鎮圧状態となったが、その後も複数の地点で残り火が再燃し、消火活動が続けられてきた。
そして発生から9日目の12日、消防が画像装置を使って発火につながる熱源がなくなっていることなどを確認し、午後6時に山火事の鎮火が発表された。
市などによると、山火事による焼失面積は約137ヘクタールで、初期消火に当たった70代男性がやけどをしたほか、山小屋2棟と公衆トイレ・ソーラー設備が焼けた。
また一時、宮内地区と中川地区の148世帯410人を対象に避難指示が出された。
消防は14日以降、出火原因の調査を進める方針。
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