宮崎の豊かな食資源を生かそうという動きです。異なる業種がタッグを組んで、新たな食のビジネスを生み出す『みやざきローカルフードプロジェクト』。4年目の取り組みがスタートしました。

(秦萌記者)
「今年で4年目となったローカルフードプロジェクト。多くの人が集まっています。ここから宮崎の食資源を生かした新たなビジネスが生まれようとしています。」

ローカルフードプロジェクト=LFPの研修会には、約140人が参加しました。

LFPは、業種を超えてアイデアを出し、知識や技術を生かすことで、新たな食のビジネスを生み出す取り組みで、宮崎の食材の価値を高め、地域経済の発展につなげることを目指しています。

13日の研修会はマッチングの場で、4人の事業者が構想を発表しました。

こちらの男性は、西米良村でユズを生産していて、新商品の開発や販売先の開拓で連携するパートナーを探していると呼びかけました。

(ゆずファクトリー 濱砂充伸代表)
「商品開発や販売をしたくてもできない状況でやっています。夜遅くまでやって、朝から農作業。立派なものを作っている人はいっぱいいるが、報われてない気がしますので、良いものを作っていると自信を持って言える環境を作りたい。」

LFPは、県外企業にも広がりを見せています。

(名古屋精密金型 渡邊祐子代表取締役)
「日向夏の搾りかすをいただいて、プラスチックに混ぜ合わせて、日向夏の粉が入ったタンブラーを作りました。小さなお店や農家さんがアピールできるようなものを少ない数でもできるように、農家さんと手を組んで何ができるかを探りたい。」

構想を形にしようと動き出したプロジェクトのタマゴ。

プレゼンをした4人はパートナー探しからスタート。

今後、県に事業計画を提出し、採択されれば新ビジネスの立ち上げに向けて歩み始めます。

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