避難生活が続く高齢の被災者に心と体の健康を保ってもらおうと、大手化粧品メーカーが金沢市内の避難所で美容教室を開きました。
この美容教室は資生堂が輪島市南志見(なじみ)地区から避難している人を対象に金沢市内の避難所で開きました。
教室には8人が参加して、講師から唾液の分泌を促すマッサージや表情が明るく見えるメイクの方法などを教わりました。
担当者によりますと、スキンケアやメイクアップなど化粧をすることで、脳の働きを活性化したり前向きな気持ちになるといった効果が期待できるということです。
参加した避難者は:
「やっぱりちょっと色を付けたほうが心が晴れ晴れするね。向こう(輪島市に)行ったらちょっとしてみたいなと思うね。」「鏡はいっぱいあるけど(地震の後)自分の顔は見もしなかったし見たいという気持ちにもならなかった。これからちょっとにっこり笑うようにしたいね」
資生堂では今後、こうした美容教室を能登地方の被災地でも実施する予定です。
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