京都大学などの研究グループは、脳卒中など心血管疾患の患者家族がうつ病になるリスクが高い傾向にあると発表しました。

京都大学などの研究グループによると、日本でのうつ病患者の数は100万人以上にのぼり、増加傾向にあります。

これまで、うつ病の患者本人は脳卒中や心筋梗塞などの心血管疾患発症リスクがあることなどがわかっていましたが、周囲への影響はあまり研究されていませんでした。

今回の研究では、およそ28万組の夫婦を6年間、追跡。

配偶者が心血管疾患になると、その世帯主のうつ病発症リスクが13%高くなることが明らかになりました。

研究グループは「家族や世帯全体を意識したメンタルケアの提供が今後の予防医療では重要な視点となる可能性がある」としています。

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