「暴力団関係者にあなたの名義の通帳」。愛媛県松山市の高齢女性が警察や検察を名乗る女や男に電話でウソを言われ、調査を口実にされ現金850万円をだまし取られました。警察が16日に被害届を受け特殊詐欺事件として捜査しています。

被害にあったのは松山市内に住む70代の女性です。

警察によりますと女性は2月下旬、警察官を名乗る女に電話で「暴力団関係者を逮捕してあなた名義の通帳が見つかった」「通報が犯罪に使われた」などとウソを言われました。

このあと検察を名乗る男から電話で「優先調査をする」「現金を送金したもらい犯罪に関係するか判断する」と言われ、ウソを信じて3月4日から4月16日までの間、17回に渡りあわせて現金850万円を指定された口座に振り込みだまし取られました。

女性は相手から絶対に誰にも話さないよう言われていました。

警察は特殊詐欺事件として捜査していて、警察官や検察官が調査で現金の振り込みを要求することはないと注意を呼びかけています。

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