6月中旬に最盛期を迎えるサクランボの出荷を前に、17日、各園地で作柄調査が行われた。今年は、去年の猛暑の影響で実が2つに分かれる双子果の多さが懸念されている。
17日、サクランボの主力品種「佐藤錦」と「紅秀峰」の作柄調査が、村山と置賜地域の48の園地で行われた。
このうち天童市荒谷の園地では、県やJAの担当者5人が、佐藤錦の実の付き具合や大きさなどを調査した。
今年のサクランボは、4月の開花時期に気温が高かったため、平年より5日から1週間ほど生育が早く、霜の影響は少なかったという。
一方で、去年の猛暑の影響により、実が2つに分かれる双子果が多く発生していて、その影響が心配されている。
(調査員)
「このように2つつながっている。少し多め」
双子果は、主に紅秀峰に多く発生していて、特に日当たりのいいところで多く見られている。
(県農林水産部・中野憲司技術戦略監)
「思っていたほど双子果はない。ただここは佐藤錦の園地なので、紅秀峰は一部けっこう多めにあるという情報もあるので、持ち帰ってデータを園地から聞いて判断したい」
県は調査結果をまとめ、予想収穫量や出来具合などを21日(火)に公表したいとしている。
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