西村山地域が抱える医療の課題に対応するための県立河北病院と寒河江市立病院の統合について。21日、統合に向けた委員会の初会合が開かれ、7年後の開院に向けたスケジュールを確認した。
21日に開かれた統合に向けて話し合う委員会の初会合には、県と寒河江市の担当者など約20人が出席した。
県立河北病院と寒河江市立病院の統合は、西村山地域が抱える「医師不足」と「患者の地域外への流出」など、医療の課題に対応するために行われる。
21日の会議では、統合に向けた今後のスケジュールが示された。
今年度は、「建設予定地」や「運営形態」の候補を検討し、「基本構想」をまとめる。
来年度は、今後の医師確保の見通しも踏まえた上で、「診療科」の数や「運営形態」の決定など、具体的な「基本計画」を策定する方針であることが事務局から説明された。
出席者からは、「不足しているのは医師だけではない。看護師などの確保についてどう考えているのか」といった意見が出された。
これに対し事務局は、「2つの病院の統合である程度の数は確保できるが、さらに確保に力を入れたい」と答えた。
(県健康福祉部医療政策課・石垣幸一主幹)
「医師不足は大きなテーマ。新病院を造るのもそれが理由でもある。一定の制約条件はあるが、地域に期待される病院をいかにつくるかが大事」
新たな病院は、2031年の開院を目指すという。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。