宮城県登米市の米谷病院で新型コロナの5類移行後も医師が対面で患者の診察をせずに、診断や処方箋交付などの医療行為をしていたことが分かりました。

米谷病院の発熱外来では、車で訪れた患者に看護師が窓越しに受け付けを行い、検査技師が新型コロナとインフルエンザの検査を実施しています。結果が「軽症」の場合、医師の診察を希望するかどうかが尋ねられ、希望がない場合は医師の判断も踏まえ、診察をせずに症状に応じた薬が処方されていました。
病院側は「感染者が多い時期などは患者を駐車場で2、3時間待たせることになり、待ち時間の短縮が目的だった」と話しています。

医師法では医師が診察することが義務付けられていますが、病院側は、「看護師などはすべて医師の指示で対応していて、医師の対応と同等と考えていた」と話します。
外部から指摘を受け、今月17日、すべて、対面での診察に切り替えたということです。

登米市は、「医療報酬の返却など、監督官庁に求められた処分に真摯に向き合います」とコメントしています。

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