北九州市立大学の新たな学部の旦過市場への設置が、5月中に正式決定する見込みとなり、北九州市は、自己資金の調達をふるさと納税などの形で支援する考えを示しました。

北九州市立大学は、デジタル人材を育成する新たな学部について、都心に位置し実践教育にも適した旦過市場に設置することを5月中に正式決定する見通しです。

約470人が学ぶ新学部は、市場関係者が整備する川沿いの細長い建物の2階から上に入る予定で、市の検討案によると、必要な延べ床面積約4000平方メートルを確保するために、市場の通路の上に張り出す形となっています。

約18億円の整備費用の4分の3は、国の補助が受けられますが、土地の取得代を含む最大6億5000万円は大学側の負担となります。

大学は、寄付を募る方針ですが、22日に開かれた北九州市議会の総務財政委員会では、「不足すれば市の負担になる」などの指摘が相次ぎ、市はクラウドファンディングや企業版ふるさと納税の形で資金調達を支援する考えを示しました。

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