いよいよ今週末5月25日に迫った福島県相馬地方の伝統の祭り、相馬野馬追。初出陣のかわいい騎馬武者が加わり、親子4代で臨む新たな野馬追だ。
「ぶるるる」
日の出前から馬の世話をするのは福島県南相馬市の鈴木広美さん(55)
ともに出陣する息子の勇志さん(29)のほか、2024年は2人の家族が騎馬武者に加わる。
「乗るやつも年より、馬も年より」と話すのは、長年、野馬追の裏方に回り今年27年ぶりの出陣となる父、博章さん(82)。再出発をきめたきっかけの1つは、もう一人の「可愛い騎馬武者」のサポートだった。
「いくよ、えい」今年初出陣の碧斗くん(5)も凛々しい顔つきで騎馬を乗りこなす。
この日は4人全員が揃って練習する最後の機会。広美さんを中心に家族全員が息を合わせ、出陣の準備は万全だ。
鈴木広美さんは「2ヵ月前倒し、人も馬も完璧ではないと思うので、それをうまく日頃の鍛錬の成果を出していただければ。楽しみなのは楽しみなんですけど、不安もそれ以上に。無事に行事をこなして戻ってこれればそれだけで大正解かな」と笑う。
日射病による影響を回避するために、2024年は2ヵ月前倒しの開催となる野馬追、地元では、その変更が関心の高さを実感するきっかけにもなっている。
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