警察官2人がクマに襲われた秋田県鹿角市の山林から22日運び出された男性の遺体に、クマの毛のようなものが付着していることがわかり、県がDNA鑑定を進めている。また男性の死因は、大型動物に引っかかれるなどした失血死と見られている。
5月18日、鹿角市十和田大湯の山林で、警察官2人がクマに襲われけがをした。2人はタケノコを採りに入山した青森県の男性(64)が亡くなっているのを見つけ搬送しようとした際クマと遭遇した。
また男性が倒れていた場所の近くに、親子とみられるクマ2頭が上空から確認されている。男性の遺体は、22日に山林から運び出された。
男性の体には、動物にひっかかれたり、かまれたりした傷があったほか、衣服にクマの毛のようなものが付着していたことが分かった。
また警察の司法解剖の結果、男性の首・両腕・背中・両足には大型の動物にかまれ、爪で引っかかれた傷が認められ、死因は大量出血したことによる失血死と見られている。
警察はクマの可能性があるとしている。
県は、男性の衣服に付着していた毛を回収しクマのものかどうかなどを含め、DNA鑑定を進めている。
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