26日に投開票された東京都議補選(目黒区選挙区、被選挙数2)は、立憲民主党の前職と、無所属の新顔が当選した。自民党、共産党、無所属の新顔3人が落選した。

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 同補選は、4月の区長選に、立憲の現職だった西崎翔氏(40)と、都民ファーストの会の都議が立候補したことに伴うものだった。その西崎氏が返り咲きで当選。また、青木英二区長を父に持つ無所属の青木英太氏(33)も初当選した。

 投票率は24・19%(前回43・03%)、当日有権者数は23万861人だった。同補選は、次期衆院選や7月の都議補選(8選挙区)に向けて、各党の勢いを測る選挙ともみられていた。

 西崎氏は、政治資金パーティーの是非や、若者の雇用環境改善を通じた少子化対策などを訴えた。青木氏は特別養護老人ホームの整備拡充などを主張した。

 自民新顔の井沢京子氏(61)は、2005~09年に自民衆院議員(比例近畿ブロック)を務めた。選挙戦終盤に小池百合子東京都知事に支援を要請し、選挙ポスターに小池氏の顔写真付きシールを貼って連携をアピールしたが、及ばなかった。

 共産新顔で党地区委員長の宮本栄氏(62)と無所属新顔で鍼灸(しんきゅう)師の須藤健太郎氏(54)も落選した。

 確定得票は、西崎氏19526票▽青木氏13538票▽井沢氏11039票▽宮本氏7730票▽須藤氏2947票。

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