立憲民主党の蓮舫参院議員（５６）は東京都知事選（６月２０日告示、７月７日投開票）に立候補する方針を固めた。複数の同党関係者が２７日明らかにした。同日午後に記者会見を開き、正式に表明する。

都知事選には小池百合子都知事（７１）が３選を目指して出馬する方針を固めている。都議会運営で協力関係にある公明党に加え、自民党も支援に回る方向で、選挙戦は与野党がそれぞれ支援する候補が対決する構図となる見通しだ。

蓮舫氏は参院東京選挙区選出。２００４年参院選で旧民主党から初当選し、現在４期目。行政刷新担当相、民進党代表などを務めた。

立憲民主党と共産党は、小池氏の対抗馬擁立に向け調整を進めており、立民幹部からは「勝ちにいく候補を立てなければいけない」として、蓮舫氏の出馬に期待する声が強くなっていた。２７日午後に開く選定委員会で対応を決める。

都知事選を巡っては、２８日に市長会の有志らが小池氏に出馬要請を行い、これを受け、小池氏が２９日の都議会定例会開会日に正式表明する方向で調整している。

各党以外の動きでは、広島県安芸高田市の石丸伸二市長（４１）が出馬を表明。石丸氏は、同市長として、議会やメディアと対立する様子がＳＮＳを通じて話題となり注目を集めた経験がある。

蓮舫　参院議員

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