与野党の国会議員有志らは27日、台湾有事を想定し、日本の対応を検証する会合を国会内で開いた。中国が自衛隊や在日米軍の無力化を図るために仕掛けたサイバー攻撃で、九州・沖縄が全域停電(ブラックアウト)に陥る事態をシミュレーション。議員らは首相官邸や沖縄県庁の幹部役を務め、住民避難などの課題を洗い出した。

 有識者による民間組織「日本外交政策学会」が主催した。自民党の古川禎久元法相、立憲民主党の野間健衆院議員ら与野党の国会議員に加え、元幹部自衛官ら計40人が参加した。

 中国は23~24日に台湾周辺で軍事演習を実施。日米など国際社会は台湾海峡の緊張激化を懸念している。

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