東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に立憲民主党の蓮舫参院議員が無所属で出馬する意向を表明したことを巡り、国民民主党の玉木雄一郎代表は28日の記者会見で、共産党も擁立に関わった蓮舫氏を支援するかどうかを問われ、「一般的に言って、支援いただいた政党の影響を当選後も受けるのは当然だ。(蓮舫氏が)どのような政策を打ち出すのか、どのような政策を強調していくのか、もう少し様子を見定めたい」と慎重な姿勢を示した。(佐藤裕介)

記者会見する国民民主党の玉木雄一郎代表

蓮舫氏は、立民や共産のほか市民団体が加わる都知事選の候補者選定委員会に推される形で立候補を表明した。共産党の田村智子委員長は28日、自身のX(旧Twitter)で「蓮舫さん、全力で応援します。清々(すがすが)しく力強い共闘を都知事選挙で築きたい」と記した。

◆2020年の前回都知事選は「自主投票」

国民民主は2020年の前回都知事選で、立民や共産などが擁立した元日弁連会長の宇都宮健児氏を支援せず、自主投票とした経緯がある。立民と国民民主の双方を支援する連合東京は、再選を目指した小池百合子氏の「支持」に回った。 現職の小池百合子氏は3選出馬について、29日に開会する都議会定例会での正式表明を軸に検討している。玉木代表は「小池百合子都知事がどうされるのか、表明がなされた段階で、党内でもよく議論し方向性を決めていきたい」とも語った。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。