衆議院新潟6区選出で立憲民主党の梅谷守議員は、ことし1月、選挙区内で行われた町内会の行事で有権者に日本酒を配ったとして陳謝し、その後、新潟県内の行政書士が公職選挙法違反の疑いで検察などに告発状を提出しました。

立憲民主党は先週、梅谷氏を3か月間の役職停止にするとともに、党の倫理委員会の審査が必要な1か月間の党員資格停止とする処分に向けて検討してきました。

倫理委員会は29日、軽率であったことは否めず、党の信頼を傷つける行為だったとして処分を妥当と判断し、常任幹事会で正式に1か月間の党員資格停止とすることを決めました。

岡田幹事長は記者会見で「どのような理由があったとしても、非常に誤解を招きかねない行為だったことは間違いない。現段階の処分であり、捜査機関の判断がなされた時には、さらに何らかの対応がなされる可能性は否定できない」と述べました。

立民 梅谷衆院議員「深くおわび 議員辞職はない」

党の処分が決定したことを受けて、梅谷議員は29日夕方、記者団に対し「多大なご迷惑をおかけし、不信を招いてしまったことを深くおわび申し上げる。会合の出席の対価として物品の提供を行ったことは軽率な判断だったと深く反省しており、党による処分は当然のことと受け止めている。自主的に捜査機関に事実関係の説明を継続して行っており、引き続き全面的に協力していく」と述べました。

そのうえで「議員を辞職する気はない。これからもしっかりと政治活動を続けていきたい」と述べました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。