田母神氏は31日都庁で記者会見し、「保守系の都民が投票する人がいなくなるのではないかという思いで立候補を決断した。災害に強い東京をつくるとともに東京が国家の自立を追求する中心になって頑張っていく。そして、東京は財政的な余裕があるので都民税の減税を実行したい」と述べ、ことし7月に行われる東京都知事選挙に立候補する意向を表明しました。

また、SNSを活用するなどして若い世代の支持も取り込みたいという意向を示しました。

田母神氏は75歳。

航空自衛隊トップの航空幕僚長を務めていた当時、先の大戦をめぐり政府見解と異なる内容の論文を発表したとして更迭され、定年退職後は軍事評論家として活動しています。

東京都知事選挙への立候補は、2014年に当時の知事の辞職に伴って行われた時に続いて、2度目となります。

東京都知事選挙には、
▽現職の小池知事が立候補に向けた調整を進めているほか
▽蓮舫・参議院議員、
▽広島県安芸高田市の石丸伸二市長、それに
▽タレントの清水国明氏など、
これまでにあわせて20人以上が立候補の意向を表明しています。

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