女性活躍の推進に向けた重点方針「女性版骨太の方針2024」の案は31日の政府の会議で示されました。
方針案では、男女の賃金格差を解消するため
▽リスキリング=学び直しの支援を強化し、非正規から正社員に転換しやすい環境を整えることや
▽いわゆる「年収の壁」にとらわれない働き方ができるよう、社会保険の加入要件など
制度を改めていくとしています。
また、2030年までに最上位の上場企業で役員に占める女性の比率を30%以上にする目標を達成するため
▽企業ごとの行動計画の策定を促し
▽積極的な企業には補助金などを拡充するとしています。
さらに、災害時に男女で異なる支援のニーズに対応できるよう、行政の防災担当部署に女性職員の配置を進めることも盛り込んでいます。
政府は与党などとの調整を経て、6月、正式に方針として決定することにしています。
林官房長官「支援強化など 施策実現に向け取り組む」
会議で林官房長官は「わが国の女性活躍・男女共同参画は道半ばの状況にあり、女性の登用が進んでいない企業に対する支援の強化や各地域での女性の参画の拡大などが求められている。施策の実現に向け、しっかりと取り組みを進めていきたい」と述べました。
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