木原稔防衛相は2日、訪問先のシンガポールでウクライナのウメロフ国防相と10分ほど会談した。ロシアによる侵略を非難し、支援を続ける意向を伝えた。

木原氏は「きょうウクライナで起こっていることは明日の東アジアで起こるかもしれないという危機感のもとで国際社会と結束して断固たる決意で臨む」と強調した。

ウメロフ氏は日本による装備品の提供や負傷兵の受け入れなどに謝意を示した。

日本は世界銀行を通じてウクライナに財政支援しているほか、国際協力機構(JICA)が医療・保健・食料の分野で援助を重ねる。越冬用の発電機や自衛隊が保有する防弾チョッキ、高機動車をはじめとする車両も100台ほど送った。

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