会談に臨む自民・浜田(左)と立民・安住の両国対委員長(4日午前、国会内)

立憲民主党の安住淳国会対策委員長は4日、自民党が同日の政治資金規正法改正案に関する質疑や採決の見送りを求めたことに苦言を述べた。「民主党政権をぼろくそに自民党は言ったが、さすがの民主党もここまでやったことなんてない。迷走がひどい」と指摘した。

安住氏は自民党の浜田靖一国対委員長と国会内での会談後、記者団に語った。首相が出席する委員会質疑の開催を延期することなどについて「ちょっと聞いたことはない。本当に恥ずかしい話だ」とも触れた。

自民党と立民は3日、翌4日の特別委で岸田文雄首相が出席しての質疑と採決を合意していた。日本維新の会が自民党に対し政策活動費の扱いを巡って改正案の再修正を求めたため、与野党は4日に予定した日程を見送る事態になった。

首相は5月31日、維新の馬場伸幸代表と会談し法案修正で合意した。政策活動費の10年後の領収書公開など3項目で折り合ったが、法案の細部まで合意できていなかった。

国民民主党の玉木雄一郎代表は4日の記者会見で「かつての自民党はこんなことはなかったのではないか。党首会談の重みに関わる」と話した。

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