自民党の浜田靖一国対委員長は5日、岸田文雄首相が掲げる9月の党総裁任期までの憲法改正実現は困難な情勢だとの認識を示した。今月23日までの国会会期末を考慮し「今ある法案を全て通すための努力を優先するべきであり、なかなか厳しい」と国会内で記者団に語った。  首相は今年1月の施政方針演説で「自分の総裁任期中に改正を実現したいとの思いに変わりはない」と表明。自民は、衆院側の改憲勢力の5党派が一致する「緊急事態時の国会議員の任期延長」を中心に論点を絞りながら、条文案作成の協議入りを提案しているものの立憲民主党が反対し、見通しは立っていない。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。